今年も秋うるわしい、金木犀香る季節になりました。
いいですね。
朝に夕に肌寒いですが、お変わりございませんでしょうか
展覧会のお知らせです。
装丁家・高橋千裕さんが、それぞれに装丁のデザインをしてくださるというスペシャルなものです。
私はフランソワーズ・サガン著のサラ・ベルナールを。
この本はサガンとサラ・ベルナールの架空の往復書簡!という形の伝記。
*余談ですが会期中の10月23日(22日)はサラベルナールの誕生日ですそう、往復書簡・・・・・私、ずっと憧れています。
京橋グロッタ 「5人の園丁の饗宴」
及川晶子
桑原聖美
林千絵
高橋千裕
井関周
日時 : 2023年10月20日(金)21日(土)23日(日)、
26日(木)27日(金)28日(土)
*全6日間 金・土・日・木・金・土
Open 13:00~19:00(最終日17:00まで)
Galerie Or・Terre ギャラリー オル・テール
東京都 中央区京橋1-6-10 ミカタビル地下1階
https://or-terre.jimdofree.com/高橋千裕先生による企画で、御本の装丁画となるオリジナルの絵画展です。
芸術の秋を味わうにふさわしい展示となっています。ぜひご高覧ください。
(オルテールさんのHPよりコピペです) それぞれの作家、本の装丁・オリジナルの作品を含んで5~6点の出品予定です。
私は小品、習作も含んで8点の出品です。(新作6点、過去作2点)
どうぞよろしくお願い申し上げます。
ご高覧をいただけましたら、うれしく存じます!
桑原聖美 Satomi Kuwahara
「ボンジュール・マドモアゼルS 習作」 鉛筆・墨・和紙 制作中の画像
画像ではわかりにくいですが、ひと工夫して作品にしました。
あとがき :お礼といろいろ
無事に「5人の園丁の饗宴」は終了いたしました。
変則的な会期のなか、たくさんのご来場をありがとうございました。
そして作品は思いもよらず沢山、旅立ちました。
こころよりありがとうございました。
初日には出品者が揃い(皆さま作品もお人も魅力的)、
ご来廊いただいた心かよう方々と乾杯。
とても良いムード。
コロナ禍になり数年、こんなこと随分と久しぶりで楽しみました。
翌日も在廊いたしましたが、会いたかった方に会えたりうれしい事ばかり。
制作など以外の私生活で、しばらくの間、思いどうりに行かないことがございます。
会話の中で、これからのことのヒントも頂いたり。
後半には名月十三夜、そして月は望へ満ちていきます・・・・・
まさに後書きですが、
5人の園丁と饗宴という展覧会名を頂いたので、
園丁からの着想で、金、銀、銅箔で小さなお庭の絵を描きました。
(箔一枚の大きさの比較的に軽い小品です)
随分と前は、制作メモランダムとして作品に一つずつ文章を付けたものを冊子にまとめたり、
美術館展示では作品の横に貼っていました。
あるときにちょっとした出来事があり、やめてしまいました。
(作家が下手な文章で自分の絵の説明をするのは陳腐じゃないかなと先輩画家に言われて、それもそうかと思い。
*悪意ではなく、ご覧になる方の感性が自由にならなくなるからという意味でのアドバイスでした。
いつも思いますが、考えをきれいに纏めて書ける方って素晴らしい、私は言葉のスキルもないし明晰でもない、もうもう尊敬いたします )
在廊時に見に来てくださった方が7~8年前のそのメモランダムを覚えていておもしろく読みましたとお話しくださいました。
この度は本に関係もありますし(往復書簡とはなりませんが)、でもいつも何かしらは書いてるような気もしますが(笑)
載せてみます少し、下記に
「春の雨」
日本画・金箔そうよ、春の雨は金色の雨、生命のよろこびの雨
春の女神が輝く頃に、
乙女の清らかな涙がすずらんの花を咲かせたの

「オータムガーデン」
日本画・銀箔 秋枯れの憂いのお庭の
小さな黙想と祈り
ひとつ、お花が咲きました。

「空の庭」
日本画・銅箔昔はね(ガリレイ以前)
月よりむこうは神々の天上界でこちら側は現世と皆が思っていたそうな
銅色にかがやく月の上、天使が舞ってお花が咲いて
花々の蜜が流れ星に?、ううん明け方の雨によ
空をみつめる菫星派の少女あの子誰かの心に届くよう、
遠いお国の切手を貼るわ。
右から2番目の黒い額は私の過去作・ 「常世の離宮」 絹本彩色 今年の5月の阿部清子さん桑原聖美二人展のときに飾った掛軸を描く前に試行錯誤していたもの。
Twitter X に載せましたら、実物を見てみたいとおっしゃってくださる方がみえて、うれしく出品しました。
https://twitter.com/Satomik_Fleur/status/1661757220097507329ご縁をありがとうございます。

~心より感謝を込めて
画像の追加も近日に