
”ベイビースワン” 日本画 (絹本)
*マイヤ・プリセツカヤの少女時代の私の空想の肖像です。
二つの水滴のようなものは、白鳥座のアルビレオのつもり。
写真には写りませんが、髪飾りにルビーとパール。輝く未来を。白鳥はスミレをくわえて。
*マイヤ・プリセツカヤ
今年の5月に89歳で亡くなった20世紀の偉大な伝説的バレリーナ。
私たちの想像を絶する激動の時代を生き抜き、生涯現役だった強く美しい闘う白鳥。
Swan
https://youtu.be/Krj-QsQvYSc1925年ユダヤ系ロシア人としてモスクワに生まれる。13歳の時にスターリンによる粛清で父が銃殺され、母は強制収容所へ。
ボリショイのバレエダンサーの叔母に引き取られ育つ。 (引用です)
なんという哀しい少女時代を過ごしてみえたのでしょうか。
デザイナーのサンローランはマイヤ・プリセツカヤをミューズに。(サンローランは、これも誰もが知る美術コレクター。その美意識は、深く広く鋭い。だからロシア(ソビエト)の美貌マイヤ・プリセツカヤをミューズにしたことは、とても良く解ります)
”芸術は技芸ではなく、それは、芸術家が体験した感情の伝達である。”
やはりロシアのトルストイの言葉。
感情の伝達、、、
マイヤ・プリセツカヤの魅力は美しくて強くて、神秘的な憂いがあって、どこか哀しい、悦びだけではない奥深さのように私は思う。
この方の顔が、また複雑な表情が本当に好きです。
こちらのボレロ、なぜか涙が止まらない、、、、
https://youtu.be/SsSALaDJuN4?list=RDSsSALaDJuN4精一杯の敬意を込めて。
出来上がってしまえば、見せるわけではないですが、裏側もきれいに仕上げました。
人生の裏側にも心を込めて

”一番難しく、しかも最も大切なことは、人生を愛することです。苦しい時でさえも愛することです。人生はすべてだからです”
再び、トルストイ
ーーーーーーーーー 私は、、、まだまだです。

*自分の記録のためにも、またお伝えしたい方がいて、久しぶりにのんびりとながながと書きました。
”ベイビースワン”は、ART NAGOYA2015に出品させていただきました。
読んで頂いてどうもありがとうございました。
桑原聖美
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トラックバック
手を抜かず、丁寧さが伺えます。
そして、プリセツカヤのボレロは見たことがなかったので、息子と楽しみました。
引き込まれる魅力があって、絵にしたい気持ちがわかるような気がします。
しばし、芸術の時間を楽しめました。ありがとうね。